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「ザ、ゆもいずみ」in 遊楽館

被災地慰問ライヴレポート その6
(写真はクリックすると別ウインドウで拡大します)



7月17日(日)6回目 宮城県石巻市:遊楽館

ツアー最後の本番は同じ石巻でも山奥の高台にある「遊楽館」。
2011.7.24-1

駐車場からの展望。何故こんな所にこんな立派な建物が…と思ってしまう。
2011.7.24-2

ホール、体育施設等のある総合文化施設で、ロビーにはパイプオルガンさえ備えてある。
2011.7.24-3

冷房も効いている。同じ石巻でも、水が出なくてハエだらけの湊中とはだいぶ違うが、ではどちらが住みやすいかというのは一筋縄ではいかないらしい。何と言ってもここは山奥だし。それにここには主に介護が必要な方々が生活しているそうで、看護士さん達がお世話している。

体育館が生活スペースになっていて、皆が集まってテレビが観られる所にセッティングして、いよいよ最後の本番。同じく15人位お客さんが集まり、皆さんに喜んで頂いた。

ところで宮城県に入ってからの民謡ネタは「長持歌」。東北ではこの震災がきっかけとなって結婚したカップルも多いと聞くが、この民謡は自分の娘を嫁に出す時の歌。こんな感動的な歌詞である。

今日は日もよし天気もよいし

結び合わせて縁となるだ



蝶よ花よと育てた娘

今日は晴れてのお嫁入りだ



さあさお立ちだお名残り惜しや

今度来る時や孫つれてな


この曲を吹くと案の定一緒に唄っていた方がいて、「新相馬節」同様苦し紛れに譜面を作った自分にとっては、その歌声は実はとても良いナビになった(笑)。
ツアー最後は「千の風になって」で締めくくり、かくして6回の本番、全て無事終了。

2011.7.24-4
3人共同い年。真ん中がコーディネーターのH氏。彼は現地とのコンタクト、ホテルの手配、機材調達、セッティング、ミキサー、そして運転手まで、全部やってくれた。心から感謝している。因みに今日はオリジナルTシャツで演奏。

さて、荷物を積み込み、感無量の思いで午後3時過ぎに出発。東北を後にする。夕陽が美しかった。
2011.7.24-5



プログラムについて

このツアーの曲目についてひとつ勉強になった事。
自分達はクラシック音楽のガクタイだが、先ずはクラシック音楽の演奏家なら、プログラムには(たとえマイナーでも)必ずクラシック曲を入れるべし。普段は間近で見たり聴いたりできない楽器を、プロの技で演奏する(下手ではいけない)、これがまずお客さん達が耳を傾けてくれるきっかけとなる。
次に、やはり童謡や懐メロやその地方の民謡をお聴かせしたい。器楽には歌詞がないが、その分聴いている方達は自由に口ずさんだり思い浮かべたりできる。特に民謡については、器楽でやるもの珍しさに一層聞き入ってくれる。
一方、ポピュラー音楽やアニメソングも勿論良いのだが、あまり沢山並べるとノリが良い分こちらばかりが盛り上がって、空回りするかも知れない。若い人や小さい子にはウケるであろうが、今回は殆どのお客さんがご高齢。いずれにせよ、お客さんの年齢層や反応を見て、臨機応変にプログラミングしながら進めていくべきであろう。
そうしてあとは1曲1曲、全身全霊を込めて演奏する事。これが、お客さん達が心を開いて聴いてくれる鍵となるであろう(もっとも、これはどのコンサートでも言える事だが)。


ライヴの力

もう4ヶ月以上も避難生活を続けていらっしゃる方々の気持ちを思うといたたまれない。
震災当初は食料や物資が足らなくて辛かっただろうが、月日が経ってそれらが届くようになったとしても、「心の空腹感」はそう簡単には満たされないままだと思う。実際、現地でそう感じた。
例えば爆発的に嬉しい事(なでしこジャパンのW杯優勝等)があると、それは一時的に癒されるかも知れない。そして同じように生の音楽も。むしろ震災直後の混乱が治まってきた今時期こそ、いやこれからもずっと、そんな心を満たすのに少しでも役立てるのが音楽であろう。生の(=ライヴ)音楽会(=コンサート)にはそういう力がある。そう信じている。


なーんて、エッラソウな事を書いてきましたが、実はどうも自分の方が現地の方々から元気を貰って帰って来ちゃったような気がします。だって被災地の方々は一所懸命生きていましたから。

また機会があればライヴに行きたいなあ(泉君ヨロシク)。仮設住宅でもどこでも。そして将来は「復興のお祝い」で行ってもイイじゃないですか。
音楽家の皆さん、ご一緒にいかがですか?(完)

2011.7.24-6
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テーマ : 音楽のある生活
ジャンル : 音楽

tag : 石巻市 遊楽館 長持唄 クラシック音楽 なでしこジャパン ライヴ

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お疲れ様でした!

この度は本当にお疲れ様でした!

現地の様子が伝わってきて、いろいろと考えさせられました。
ありがとうございます。

今回は本当にご縁のある方々が演奏をお聴きになられ、
皆さんきっと癒され、希望を持つことができたのではないかと思います。

私もいつか現地で演奏させて頂きたいものです。
次回は是非ともお気軽にお声をお掛け下さい!

本当にお疲れ様でした。

プロフィール

Yumochan(ゆもとようじ)

Author:Yumochan(ゆもとようじ)
本名:湯本洋司
フルート&ピッコロ奏者。アレンジャー。
(属)芸大フィルハーモニア/アマデウス・クィンテット/ムラマツフルートレッスンセンター講師

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