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闘笛と愉笛

この1週間の間に2種類のフルートの本番を聴いた。

ひとつは音大の入学試験。

その数日後にフランスのプロ奏者のリサイタル。

入試の方は1日あたり休憩付で6時間。2日間でのべ60名。
この日の為に死ぬような思いをして練習してきた若人達が、それこそトチったらこの世の終わりみたいな、超真剣な表情で課題曲を吹きまくる。

こちらも勿論一人ひとり真剣に聴かせてもらい、厳正なる採点をさせてもらった。

中には緊張のあまり、実力が発揮できなかったか、音がかすれたり運指が乱れたり暗譜を間違えたり・・・でもみんな一世一代の大勝負、素晴らしい闘いをしてくれたと思う。


さて一方リサイタル。

数々のコンクール入賞歴を誇り、一流オケ在籍を経て、現在は地元の音大の教授という人。その実績に相応しく、素晴らしい演奏だ。全音域に渡って輝かしく鳴りまくる音色。卓越したテクニック。
ちょっと低めの譜面台を前に笛を斜めに構え、盛り上がってくると足さえ踏み鳴らす。かといって粗っぽい訳でもなく、知性に満ちた演奏。

会場のシートは大きめでゆったり。席を下ろすと足乗せが出てくる。シャンデリアも立派で、優雅なホール。その空間いっぱいに笛が鳴り響く2時間であった。




この2つの本番、前者はいわば闘笛(とうてき)、後者は愉笛(ゆてき)とでも言いましょうか。どちらもとても印象に残りました。
で、この話のオチはというと、どちらの方が聴いていて辛かったか?・・・
圧倒的に後者の方がツラかったです。
理由はまあ、いろいろ考えられますが。
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テーマ : フルート
ジャンル : 音楽

tag : フルート 音大 入試 課題曲 闘い リサイタル フランス 教授 愉しむ

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プロフィール

Yumochan(ゆもとようじ)

Author:Yumochan(ゆもとようじ)
本名:湯本洋司
フルート&ピッコロ奏者。アレンジャー。
(属)芸大フィルハーモニア/アマデウス・クィンテット/ムラマツフルートレッスンセンター講師

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