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最も遅い♩、最も速い♩

2011.3.5-1

 本日、東北新幹線「はやぶさ」が運行を開始しました。最高時速は300km/hで、2012年度には320まで上げるそうです。
 そこで「はやぶさ」開業記念(?)音楽についても速さの話をしてみましょう。

 


昔、疾走する「のぞみ」の座席にて、マーラーの交響曲第9番をイヤホンでボーッと聴いていた時のこと。
2011.3.5-3グスタフ・マーラー(1860~1911)

恐ろしくテンポの遅いこの第4楽章で、1拍分聴いてる間に自分は何m移動しているんだろうと、ふと思った事がある。窓の景色を見てみると、どうやら畑数枚分は軽く走っているようだ。

そこで、更に考えた。
ところで今まで自分が演奏してきた中で、一番遅い♩って、一体メトロノームで幾つ位だろうか。

2011.3.5-2

この「マラ9-4」をはじめ、メトロノームの一番上の目盛りよりもはるかに遅い四分音符を持つ曲は、他にもいろいろある。バッハやモーツァルトのゆっくりした曲など、いろいろ思い当たった。

ところが昨年、これらをはるかに凌ぐ超スローテンポの曲に出くわしてしまった。

オーケストラの曲で、クセナキス作曲の「デンマーシャイン」という現代音楽。
2011.3.5-4ヤニス・クセナキス(1922~2001)

譜面のメトロノーム表示を見て一瞬目を疑ったが、「16分音符=40」とある。これは計算するとなんと四分音符1拍打つのに6秒かかるという事だ。今のところこれが最長四分音符で、これより遅い♩は経験したことがない。「速過ぎて吹けない」というのは個人的によくあることだが、「遅過ぎて吹けない」というのは、ある意味貴重な経験であった。

それではもし仮に、東北新幹線「はやぶさ」が320km/hで走行中にこの曲を聴いたとすれば、一体1拍でどの位走るのか?

「デンマーシャイン」は基本4分の4拍子だから、1拍あたりなんと533m!、1小節聴いているうちになんとなんと、2.13kmも移動するのだ!これはすごい。100小節聴いていれば次の駅に到着してしまいそうだが、幸か不幸かこの曲はそれ程長い曲ではない。

一方逆に、自分がこれまでに演奏した最速♩は…シンプルにやっぱり「第九」かなあ。
この曲の第2楽章スケルツォはベートーヴェン指定のテンポから換算すると♩=348という速さ。もちろんこれもメトロノームの一番下よりもはるかに速い。

と、いうわけで! 下らない計算を1つしてみた。

ではこの第九第2楽章を「デンマーシャイン」のテンポで演奏したら、一体どのくらい時間がかかるのか?

このスケルツォの四分音符総数は、全部の繰り返しをするとして、4874拍あった。
これを♩=10で演奏すると…なんと8時間7分24秒(フェルマータは計算せず)!

2011.3.5-5

・・・救急車出動かもネ。
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テーマ : どうでもいいこと
ジャンル : その他

tag : はやぶさ テンポ メトロノーム 音符 マーラー クセナキス ベートーヴェン 第九

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プロフィール

Yumochan(ゆもとようじ)

Author:Yumochan(ゆもとようじ)
本名:湯本洋司
フルート&ピッコロ奏者。アレンジャー。
(属)芸大フィルハーモニア/アマデウス・クィンテット/ムラマツフルートレッスンセンター講師

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