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2011年度のGフィルを振り返って

一昨日、藝大フィルハーモニアの今年度最後の「モーニング・コンサート」が終了しました。
「モーニング・コンサート」とは、優秀な学生をソリストに迎えて年13回程ある協奏曲シリーズで、木曜日の午前11時開演なのでこう呼ばれています。

満員のお客様の喝采を浴びながら、特に今年度はいろいろ大変だったなァと、しみじみとこの1年を舞台上で噛みしめていました。




昨年3月11日の東日本大震災。これによって各地様々なイヴェントが中止や延期を余儀なくされたが、藝大とて例外ではなかった。卒業式、入学式とも中止、演奏会は延期となった。

“業務再開”は5月から。モーニング4連発の後、広上氏の指揮するショスタコーヴィチやプロコフィエフ、そして足利市での4日間の音楽教室と続く。折しも自分は体調を崩し、辛い日々が続いた。

秋には体調も回復し、暑さも和らいできたところで、9~10月は文京区の依頼公演、オペラ「Così fan tutte」、新卒業生紹介演奏会、そして秋季定期「エルガーシリーズ」と続く。特に新卒定期は、その年の優秀な新卒生が共演するコンサートで、本来なら4月のうちに開催する予定だった。半年後ではもうあまり「新卒」というイメージではない。

11月はこれまたベートーヴェンの大曲「荘厳ミサ」、続いてドビュッシーの「海」他が並んだ特別演奏会。これらのコンサートの合間の週に例のモーニングシリーズ。これも決して楽ではなく、ある週ではオケ全体が(いろいろな意味で)面喰らう白人指揮者にも遭遇。綱渡り的な思いも。

12月。ダグラス・ボストックという戦闘機みたいな名前の指揮者の振る、文字通り機関銃のようにテンポの速い「第九」、続く日本の現代曲を並べた「創造の杜」シリーズも実は4月からの変更。どんな曲か楽しみにしていた故・山田和男氏の「交響的木曾」は、やはり「木曽節」だった。

とにかく延期の分が総て去年の後半以降に詰め込まれたので、秋から暮れにかけてはガムシャラであった。これでも自分は、2つ程降り番や降ろされ番があったのでまだ一息つける方だった。
年が明けてからの指揮科の学生のお相手(試験とか演習とか)や、残りのモーニングシリーズも無事に終了。

正直、キツいなと思う事もあったが、1つ1つの本番が省みればやはり楽しくこなせたと思う。というのは…

今年度で定年退職をするヴァイオリンの方が「オケのレヴェルも上がり、最後は楽しく仕事できました」とご挨拶されていた。そう、確かに自分が入団した頃に比べて、ウチの会社の演奏レヴェルは相当上がった。
若くて優秀な奏者が沢山入団し、各奏者皆本当に素晴らしいと思う。だから仕事も楽しい。

「ゲイダイ」という名前がついているからか、よく「学生のオーケストラにしては上手い」と勘違いされるのは残念だが、逆に他のプロオーケストラが何かのサークルと思われる事もあるそうであり、そんな情けない話よりはまだマシかと思う。
時折取材に来るマスコミの影響や口コミも手伝ってか、お客様も沢山お越し下さるようになった。

こんな感じで来年度もまた、充実した仕事ができればいいなと思う。

2012.2.18-1
(2011年12月 藝大奏楽堂)



その今年度最終のモーニングの一部が、テレビ東京系列の「出没!アド街ック天国」という番組で、来る3月24日に「上野・桜木シリーズ」ということで放映されるそうです。是非皆様ご覧下さいませ。

実は藝大フィルハーモニアは、3月に台東区の音楽鑑賞教室という依頼公演が1つ残っています。昨年度は震災で中止になってしまいましたので、2年ぶりなのです。
指揮とお話はアノ青嶋広志先生。台東区の子供達はラッキーですね。でもそんな訳で入場は関係者のみ。悪しからずご容赦を。
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : 芸大フィルハーモニア モーニングコンサート アド街ック天国 青嶋広志

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プロフィール

Yumochan(ゆもとようじ)

Author:Yumochan(ゆもとようじ)
本名:湯本洋司
フルート&ピッコロ奏者。アレンジャー。
(属)芸大フィルハーモニア/アマデウス・クィンテット/ムラマツフルートレッスンセンター講師

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