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わめき

「ラジカセ」「カセットテープ」なんて単語が死語になりつつあります。
カセットテープ、沢山持っていましたよ。ノーマル、クローム、メタル…何の事か憶えていますか? テープの種類の事です。
時代はこの後MDからDAT、更にはパソコンのHDへと記録媒体が変化し、容量が何百倍にも増えたのは勿論、音質も良く、頭出しも楽になりました。
今ではSDカード等、”回転しない物体”にも録音できる時代。かさばるだけのカセットテープは、そういう訳で我家でも殆ど処分されてしまいました。カセットデッキの方だけは健在ですが、使う事は年に何回かあるかないかです。

さて数年程前、100本を越える大量のカセットテープを処分する際に、その音源は複数のMDやHDやUSBメモリ等に何重もバックアップしておきました。すると、あんなに沢山あったテープの曲が、4GBのUSBメモリ1本に納まってしまったワケでして。驚きです。
で、これをパソコンに差せばいつでも何処でもどの曲でも、どの部分でも瞬時に聴く事ができるわけです。

そんな作業中、特に思い出に残る1本が出て来ました。




「わめき」

中学2年生の頃である。
近所に住む同級生で親友のTY君、彼はピアノを習っていたのだが、或る日自宅にて、面白半分に自分がフルートを吹き、彼がピアノを弾く即興演奏を録音しようってことになった。
でも、ただこれだけじゃつまらないから、自分はフルートだけでなく他の横笛やリコーダー等持ち替え、そして更にはいろんな物を楽器にしちゃえ、ってことになった。
口笛、手拍子、鈴、メトロノーム、鉛筆削り、水槽用のエアポンプ、部屋のあちこちを何かで叩く、水をぴちゃぴちゃと揺らす、石油ストーブに水を垂らす、何か金網のような物を思い切り撥く…等々。あと強いていえば電車の音?(家のすぐ裏を通っているから)。

そんな訳で、二人で一応“演奏”の構成を打ち合わせる。後はもう、ラジカセの録音ボタンを押して自由気ままにスタート。テイクは1回限り!

こうしてできたテープが交響曲「わめき」

このネーミングはともかく、何故か交響曲にしたという点が我ながらシブい。
曲構成もそれなりである。つまり…

第1楽章は活発で喜びに満ちた感じ。
第2楽章は緩やかな雰囲気と、狂ったような激しさの3部形式。
第3楽章はフルートやピアノを殆ど使わず。
第4楽章は壮大なフィナーレ。

全部で28分、熱演である(笑)。

こうしてできたテープを、何と二人で当時の音楽の先生にお渡しし、聴いて頂いたのである。
そうしたら先生からこんなコメントを書いて頂いた。
「おどろき!何か躍動感に溢れ、とても感動した」みたいなお褒めの言葉。しかし最後にこうも書き添えられていた「そこで、今度はしっかりした勉強をすすめたい」…程々にしてちゃんと勉強もしなさいという事(汗)。

でも自分達はこれに従わなかった(笑)。これに気を良くした2人の中学生は、後日更にヴァージョンアップした交響詩「わめき」&組曲「わめき」を作成してしまったのである。

ところがこのテープ、中学校の音楽室の机の中に入れたまま、うっかり帰宅してしまい、気が付いて翌日見たらもうなかった。誰かが持って行ってしまったのか。バックアップできる時代じゃなかったし、今や何処にあるのか…。貴重なあの組曲「わめき」ああまた聴いてみたい…35年前の不覚…。



まあ、ここまでかいたら、実際の交響曲「わめき」の音を紹介しない訳にはいかないのですが、ホントに下らないので、編集したものをほんの一部だけ紹介いたします。



(録音:1976年12月8日)
(画像は特に関係ありません。あ、あとちょっとエコーかけてます^o^!)

つくづく思うんですが、確かにこの発想は先日リリースした自作CD「YUMOJAZZ!?→」に通ずるものがあるなと…。

まあこの「わめき」はともかく、他にも貴重なエアチェック(←この単語も古いですね。FM等のライブ放送を録音する事です)テープがいろいろ出てきました。代表的なのは…

☆1975年3月;ベーム&ウィーンフィル来日の大名演、ブラームス交響曲第1番。他にストラヴィンスキー「火の鳥」等。
☆1981年11月;カラヤン&ベルリンフィル来日公演の「ボレロ」トロンボーンが大失敗した記念すべき(?)ライヴ。
☆1986年5月;クライバー&バイエルン放送響来日の大名演、ベートーヴェンの交響曲第4&7番、「こうもり」序曲。

ある意味、宝物です。


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テーマ : 音楽
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tag : カセットテープ カセットデッキ 即興演奏 わめき ベーム&ウィーンフィル クライバー&バイエルン放送響 カラヤン&ベルリンフィル

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プロフィール

Yumochan(ゆもとようじ)

Author:Yumochan(ゆもとようじ)
本名:湯本洋司
フルート&ピッコロ奏者。アレンジャー。
(属)芸大フィルハーモニア/アマデウス・クィンテット/ムラマツフルートレッスンセンター講師

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