スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

しんちゃん

3日前、子供の通う中学校の生徒が、近所のマンションで転落死してしまいました。
知らない子ですし、クラスも違うのですが、学年は同じです。事情はどうあれ、身近な出来事だけにとてもショックです。

翌日、学校では集会があり、全員で黙祷を捧げました。親御さんや、先生、友達、クラスメイト…その子の周りの人達の気持ちを思うと、可哀想でなりません。

ふと、小学校の頃、ある近所の仲良し「しんちゃん」が、事故で天国に行ってしまった事を思い出しました。




確か小5か6の頃の或る日の事。

自宅の裏が線路だという事は以前のブログで紹介したが、その北本中央緑地の中に1ヶ所だけ踏切がある。

2011.10.14-1
この踏切、当時は無人踏切だった(現在はちゃんと警報機がついている)。
電車というのは、このような雑木林では意外と音が静かで、突然ヌッと現れるもの。非常に危険極まりない。


そしてそれは、起こるべくして起こってしまった。


いつもなら勢いよく通過する筈の特急列車が、何故かうちの真裏で急停止。辺り一面に急ブレーキの摩擦臭が漂う。
何かあったのかなと思っていたら、近所の子供達が「大変だ大変だ!」と走って来た。「しんちゃんが、しんちゃんが…」

しんちゃんはその友達数人と、自転車でその無人踏切を渡ろうとして、この上り電車にはねられたそうだ。

自分も驚いて現場に駆けつけたが、そばまでは近づけなかった。怖かったか、もしかしたら親に制止されられたからかも知れない。
でも、横たわっているしんちゃんの姿がちょっとだけ見えた。お母さんが泣きながら息子に何度も呼びかけていた…記憶しているのはここまで。

葬儀はしんちゃんの家で行なわれた。生まれて初めて参列したお葬式。
人の死というものが何か理解できなかったせいなのか、涙は出なかった。

毎朝の通学。登校班の集合場所に、しんちゃんはいつも1番乗りで来ていた。自分はいつも2番乗り。寒い中、他愛のない会話をしていたのを憶えている。
2歳年下の彼は、ちょっと背が低めで可愛かった。自分の兄弟は妹のみだが、彼もまた長男。まさに兄と弟気分で、何となく手を繋いで登校していたものだった。

だからしんちゃんの死後、手を繋ぐ子が居ないことに、初めてそこで”寂しさ”みたいなものを感じた記憶がある。

生きていれば今頃彼は47歳。どうしていただろうか?
短い人生であった。無念である。

実は、この踏切でこんな事故が起こったのはこの時だけではなく、この前後で何人かが命を落としてしまったそうだ。
もっと早く警報機が設置されていれば、あんな事にならずに済んだものを…。



子供が生まれ、子育てが始まる…ミルクを与え、おむつを取替える…立った…歩いた…可愛い…公園デビュー…幼稚園入園…小学校入学…次第に生意気になって…中学入学…これら総てが、全部ただの思い出になって消えてしまうなんて…。

子は親より先に死んではいけません。絶対に。
スポンサーサイト

テーマ : 思う事・・・
ジャンル : ブログ

tag : 無人踏切 警報機 北本中央緑地

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Yumochan(ゆもとようじ)

Author:Yumochan(ゆもとようじ)
本名:湯本洋司
フルート&ピッコロ奏者。アレンジャー。
(属)芸大フィルハーモニア/アマデウス・クィンテット/ムラマツフルートレッスンセンター講師

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

Thank You for Visit
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR
カテゴリ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。