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とっておきのPPスポット

いやはや、毎日、溶けそうな位暑いですね。
そこで、今日は涼しそうな場所の写真を幾つか。

その前に、先ずは真面目な音楽の話をちょっとだけしまして、次にそれに託(かこ)つけて…。




p」のイメージ

尊敬するピッコロ奏者、時任和夫氏(フィラデルフィア管弦楽団)は、強弱記号のp(ピアノ=小さく)について、こう話す。
「pとは音の弱さではない。pとはその音楽が醸し出す空気である」
「例えば、森の中の湖畔の朝。朝もやのかかる中、森の中から鳥のさえずる声が聞こえる…何もかもが静寂…これ!これこそがピ・ア・ノ」等。

2011.8.11-1


実際、ピッコロ奏者にとってpやpp(ピアニッシモ=更に小さく)を出すのは至難の業。フルートでも高音域ではかなり難しい事。
そもそも単純に音を小っちゃくするだけだと、客席の後ろの方には聞こえなくなる。
聞こえないpは意味がない。「遠くまで聞こえる小さい音」でなくてはいけない。

実はこれは、自分も苦労している大変な技術である。ここでは具体的な奏法に触れないことにするが、スーパーピアニッシモからスーパーフォルティッシモまで自在に操れる氏の仰る通り、pやfという「音」の強さよりもその音や音楽から湧き出る「情景」のイメージを持つ事が大切だなと思う。



って、ここまでの話、ちょいと難しかったですかねェ。

ま、それはともかく、

最近「パワースポット」や「ホットスポット」等、特定の場所の呼び名がよく聞かれますが、そういえば、自分が今までに見た景色の中で、このお話に匹敵するとっておきの「ppスポット」があったな、とふと思い出したのです。
2011.8.11-2
そこは、この写真の場所ではないのですが、8年前にバイクで走った道路、国道292号線(別名「志賀草津道路」と呼ばれ、日本で一番標高の高い地点を走る国道)のとある休憩所、とはいってもこんな風にちょっとした駐車スペースとベンチがあるだけ。


2011.8.11-3
これはその道路から望む「横手山」。志賀高原から草津に向かってこの山を見ながら峠を登り、暫く行った所にその場所はありました。
バイクを降りてひと休みした時、あまりの静けさに感動しました。

シーーーーン…とした空気の中、遥か彼方の山々からかすかに聞こえる鳥の声、時折フッと吹き渡る微風…今でも忘れられません。

時任氏のお話を思い出しながら、ピピッ!ときたのがまさにその場所でした。自分にとって最高の「ピアニッシモ・スポット」です。勿論、この写真を撮った場所もまた(車さえ通らなければ)実に静寂な雰囲気でした。

ではここに、他にも印象的だった「pスポット」を幾つか。

2011.8.11-4
北海道の何処か。そよ風になびく夏の草花達…。

2011.8.11-5
霧雨の軽井沢。全く人気(ひとけ)のない国道18号線。霧の音が聞こえるかのよう。

2011.8.11-6
そして前回記事の徳山ダム。ヒグラシの鳴き声が山の中から…。


さあ、貴方のとっておきのPPスポットは何処ですか?
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テーマ : 風景写真
ジャンル : 写真

tag : 時任和夫 フィラデルフィア管弦楽団 ピッコロ ピアノ ピアニシモ 国道292号線 志賀草津道路 横手山 国道18号線 徳山ダム

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プロフィール

Yumochan(ゆもとようじ)

Author:Yumochan(ゆもとようじ)
本名:湯本洋司
フルート&ピッコロ奏者。アレンジャー。
(属)芸大フィルハーモニア/アマデウス・クィンテット/ムラマツフルートレッスンセンター講師

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