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山口勝敏コンサートライブCD

私の知人で作曲家の山口勝敏さんが、今年の夏、2枚目の自作集CDをリリースしました。

2011.10.31-1

ピアノやオルガンのソロ、または他の器楽との2~3重奏という室内楽作品集です。
コンサートのライヴ録音ですが、その中に私が参加している曲も数曲あります。

今日はそのうち、何曲かを紹介したいと思います。



山口勝敏氏は東京芸術大学作曲科出身。作曲・編曲・ピアニスト・オルガニストの他、セミナー講師としても活躍。
大田区にあるご自宅は「クロスクラブ」という名称で、素敵なサロンと中庭があり、ここで年に何度かソロコンサートが開かれている。
2011.10.31-2
サロンから中庭を臨む

このコンサートを自分が聴いた時のツィッター投稿文が2つある。

「山口勝敏さんのコンサート。氏の音楽と演奏には毎回癒される。ピアノは打弦楽器ではなくて撫弦楽器かと思わせるほどだ。弦を優しく撫でるような音が聴く者の心に入り込み、琴線に触れる。ヤバい。」(2010年11月21日)

「山口勝敏氏のPf.&Org.リサイタル。生憎の天候は残念。でも、例えばカメラを太陽に向けると六角形のプリズムが幾つかレンズに映るが、まるで雨上がりの森の中でそんな風に音がこぼれてくる感じの、α波たっぷりのコンサートであった。」(2011年5月29日)

まあ、言葉で音楽を表現するのは難しいが、いうなれば人間の心の奥にある「歌」というものは、音符という煩わしい物を介さずに自然に指先から迸る…それが音楽なのだよと教えてくれるような名演である。

実際、氏の書く譜面は(自分が見た限りでは)スケッチ(←楽譜のメモ書きみたいな状態)だけのように見えて、我々が見ても何処を弾いているのか判らない。ご本人のみが解読できる。
ある楽譜等は赤ペンでの修正がびっしり書き込まれていて、それを見たとき失礼ながら「うわ、だらけ~」と思わず言ってしまった事がある。

しかしながら、音楽の作り方はとても緻密で、とりわけアンサンブル曲でのバランスや間の取り方等、入念なリハーサルが行なわれた。

余談だが、氏が楽譜についての細かい変更について自分の携帯に連絡してくる時は、どういう訳か自分が立て込んだ状況の時が多い。ある時はチャリで環状7号線を横断しようとしている時、またある時はとある葬儀に参列してお焼香の順番待ちをしている時だった(笑)。

無言歌
(フルートとピアノ)
自分が参加しているのは第1番と第7番。両方共シンプルな旋律の中にノスタルジックな思いを馳せる。
途中で出てくるフルートのカデンツァは、おこがましくも自分の即興演奏。

イチイの古木
(フルート、ヴァイオリンとピアノ)
曲が始まる前に、先ず氏の作詞によるナレーションがある(朗読:水垣洋子さん)。
長野県の「小諸馬子歌」の後にムソルグスキーの「カタコンブ」(展覧会の絵)を思わせる重厚な音楽。そして最後に再び馬子歌の調べが現れ、古木の記憶と共に空間の中に消えていく。

「妙義」霧・昇龍
(フルート&ピッコロ、チェロとオルガン)
群馬県と長野県の県境付近に位置する、見るからに恐ろしい形相をもたらす妙義山。
2011.10.31-3
(横川SAより。奥に見える鬼の角のような山)

霧の中、一頭の龍がこの山から天に昇るという光景を表した、強烈な印象の曲である。
前半「霧」では、チェロとオルガンの低い響きが重々しい空気を醸し出す。後半「昇龍」ではうごめく龍を表現し、ピッコロがその雄叫びを担当。最後は天上に辿り着いた無上の喜び。ロング・トーンで壮大に締めくくる。

この他、「ふるさと」や「この道」等の親しみのあるメロディーを、独特のアレンジで陶酔の世界に引き込む、癒しのアンコール曲も入っている。



ジャケットにある山口さんの肖像画は、何かキビしそ~に見えますが、実際はとても優しいジェントルマンで、女性のファンも多いのです(羨ましィ~)。
CDは3枚組。”山口勝敏ワールド”が堪能できる素晴らしいアルバムだと思います。皆さんも如何ですか?
価格等のお問い合せにつきましては、取り敢えず私までご連絡下さいませ。

あ、勿論私の「YUMOJAZZ!?→」もよろしくお願いいたしますm(__)m。
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テーマ : CDレビュー
ジャンル : 音楽

tag : 山口勝敏 クロスクラブ 水垣洋子 妙義山

プロフィール

Yumochan(ゆもとようじ)

Author:Yumochan(ゆもとようじ)
本名:湯本洋司
フルート&ピッコロ奏者。アレンジャー。
(属)芸大フィルハーモニア/アマデウス・クィンテット/ムラマツフルートレッスンセンター講師

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